不動産を選ぶ上でもっとも重要なポイントとなる間取り。
間取りは、現在のライフスタイルだけでなく、将来まで含めて考える必要があります。
ここでは簡単に間取りの選び方をご紹介します。
今の自分の状態を考えた間取り
現在の家族構成、ご自分の状態を考えてみましょう。
住宅には「家族で使うファミリースペース」と「個人専用のプライベートスペース」に分けられます。
ご夫婦を例にとると、プライベートスペースである、寝室は別なのか、一緒なのか、ファミリースペースのリビングはどうしよう。水周りも快適にしたい、など考えることはたくさんあります。
住宅購入前の手荷物はどのぐらいですか?
洋服や、食器、布団、タンスやベッドなどどこに配置して、どこに収納しましょう。
まずはご自分の荷物を整理してみて、いらないものは処分して、新しい住宅の間取りのどこに置くかを考えて、
ご自分の荷物に似合った間取りを選ぶことも重要です。
将来性から選ぶ間取り
現在のライフスタイルにあった間取りを選ぶのと同時に、10年、20年、30年後の未来を考えてみましょう。結婚や、出産を機に住宅を購入、というのが一般的ななか、お子様の成長やご自分の老後の生活に合わせて間取りを変えていく必要もあります。
将来までずっと有効な間取り
というのは存在しません。足腰が弱った時のことや、お子様の独立後の部屋の利用法など、可変性の高い間取りを考えることが必要です。
一戸建ての住宅の場合、耐震などの関係で大きく間取りを変える、ということはなかなかできません。では可変性の高い間取りとはどのようなものなのでしょうか。間取りの可変性には構造が大きく関ってきます。
構造を考えよう
耐力壁の設置位置:住宅を地震から守るために壁に埋め込む鉄筋などを総合して耐力壁といいます。 この量は法律で決められています。
この耐力壁を外側に設置することが、将来間取りを変更する際に重要になってきます。 ツーバイフォー工法でも外側で強度を確保してあるため、間取りを変えやすくなっています。
配管を通す空間:一戸建てにはパイプスペース、と呼ばれる配管を通す空間があらかじめ用意されています。このパイプスペースには配管の本数などにもよりますが、それなりの空間が必要です。設計図の段階でパイプスペースを確保しておくと、将来間取りの変更によって配管を追加するときも簡単にすることができます。