不動産購入を決める上でもっとも重要なポイントといえる、現地の環境。
実際に住む場所ですので、下見を十分におこない、周辺環境がどういうもので、どこを見たらよいのかを確認しましょう。
ここでは主に敷地と周辺環境のチェックポイントをご紹介します。
敷地
- 敷地境界
- 現地に着いたら、まず隣の家や道路との境界を確認しましょう。昔からの住宅地などでは、境界が不明になっていることが少なくありません。 あとからのトラブルにもつながりますので、敷地境界が不明な場合、周囲の土地の所有者全員による立会いのもと、敷地境界を確定しましょう。
- 道路との境界
- 家を建てる土地は、基本的に道路より高い方がいいでしょう。また、 建物を建てるには、その敷地が幅4m以上の道路に2m以上接していなければならないことが建築基準法によって定められています(接道義務)。周辺の道路がどんな状態にあるのかは必ず確認しましょう。
- 眺望の状況
- 周りにご自分の家が覗かれるような施設がないか、ご自分の家となる位置から見えるものも確認しておきましょう。
- 日照条件の確認
- 周りに高い建物があったり、隣の家との距離が近すぎたりすると、満足のいく日照条件にならないかもしれません。 太陽の上がる位置や、一番高く上がる角度は季節によってことなりますが、一番太陽の低い冬至の日に光が地上に差し込むのは、屋根の一番高いところから13m離れたところといわれています。
周辺環境
- 上下水道
- 上水道の確認は、敷地内に引き込み口があるかを確かめることでできます。引き込み口を確認できたら、次に引き込まれている管の口径を調べます。普通の家だと20mmで十分ですが、古い住宅では13mmといったものもあり、交換しなければならない可能性もあります。 下水道の確認は、道路にマンホールがあれば大丈夫です。
- 騒音
- 音の感覚には個人差があります。安心するにはご自分で音の状況を確かめる必要があるでしょう。消防署などが近いと音が大きいと感じる可能性があります。
- 治安状況の確認
- ひったくり注意、痴漢注意といった看板が出ている場合があります。状況は近くの交番や住民に直接聞いてみたほうが良いといえます。
- 近隣施設の確認
- スーパーや学校、病院などの施設は、生活する上で最も必要なものです。どのぐらい距離があるのかや、営業時間などもライフスタイルに合わせて基準を設け、しっかり確認しましょう。